四季織ー雨音の春雨
春雨という名の万年筆を買いました!
セーラー万年筆さんの四季織シリーズ、雨音の春雨という万年筆です。
初めての!21金!バイカラーニブです。
マット加工仕上げのAS樹脂の透け感のある軸が淡い色彩で、両端の紫色がよく映え、まさに烟る春雨の中の菖蒲の花のような美しさです。天冠には⚓のトレードマークが厳かに輝いています。
形はプロフェッショナルギアスリムと同じですが、ペン先が21金なんです!
セーラー万年筆さんの公式サイトで発表されたときから心惹かれ、欲しくなりましたがお値段をみて、思いとどまりました。人気の商品で、しばらくすると公式ショップでは売り切れたようでした。
あきらめていた頃、ふと大手通販サイトに出品されているのをみつけ、もうこれを逃したら手に入らないと思い、思い切って購入しました。
四季織シリーズの万年筆は実は二本目で、デザインの違いを四季から命名している雪月空葉シリーズの名月を以前買いました。私の初めての金ペンでした。
眺めて楽しく、書き心地もよく、手帳や日記に記入するのにMF(中細)の字幅が、太すぎず細すぎず使いやすくお気に入りの一つです。
プロギアスリムの大きさが自分の手にちょうどいいと思いました。
ですが、その上のモデルであるプロフェッショナルギアが前々から気になっていました。
『プロフィット』のフォルムを残しながらスタイリングは独自の美しさを誇り、装飾にはこだわりのオリジナリティを随所に打ち出したプロフェッショナルギアシリーズ。
本物であることを実感させる書き心地。高級感を醸し出すオリジナリティ高い装飾性。
ステイタスを演出するプロフェッショナルギアの万年筆です。 *1
セーラー万年筆が誇るエントリーモデルであるプロフィット21の両端を平らにして天冠に錨のシンボルマークをあしらったカッコいい万年筆!
プロフェッショナルギアの金ペンは、いつか手にしてみたい万年筆でした。柔らかくてたいそう書きやすいと万年筆好きな方々の間で評判だったのです。
そこへTwitterで目にしたセーラー万年筆さんの新商品の発表が!
sailor.co.jp21金のニブに可愛らしいデザインの自分の夢のような万年筆があったんです。定価は税抜価格 30000円!
14金のペンの2倍以上のお値段。カクノで数えたら30カクノ分です。欲しい…でも自分なんかには高価過ぎる。
身分不相応だと…。
Twitterで新しい万年筆を買った報告している人々を羨ましく眺めていましたが、けっこう皆さん普通の人なんですよね。殊更お金持ちでも、コレクターというわけでもない。
この一年、色々我慢してきて、家で過ごす時間が長くなり、楽しみにしていた舞台は不要不急と呼ばれ休演や中止に。みんな我慢してるから...。と我慢して、でも三度目の緊急事態宣言。
何のための我慢だったのかわからなくなりました。
我慢は毒ですね。物欲はストレスとともに歯止めが利かなくなりそうです。
https://www.instagram.com/p/CNuXkYAjVJO/?utm_source=ig_web_copy_link
どこの国内メーカーさんも一万円台の14金ペンモデルを用意していましたが、今後は値上がりか廃版になるようです。
なら、思い切って買ってしまったほうが、使える年月が長くなるぶんよいのでは?
いつかいつかと思っているうちに廃盤になるのでは?
と考えたら買ってしまいました。
なんでここで言い訳してるんでしょう?
買ってよかったです。
今年に入ってから、向こう5年分くらいのプレゼントを自分に買った結果...落ち込みからだいぶ立ち直れた気がする。あと、自分なんかにはどうせ無理。とか分不相応な望みなんて持たんとこ。とか自分をぞんざいに扱うのをやめようと思えるようになった。この子たちの持ち主として生きようと思える。
— みりん (@tanbarin2) 2021年4月29日